初冬

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    しばらく手入れをしていなかった裏山へ

     

    クヌギや椎の落葉樹が多い裏山は、もう殆どの葉が落ちて明るい陽が差していた。

    クリスマスローズの株の上には落葉が降り積もり大きな葉っぱだけが覗いている。

    落ち葉が重なると花芽に陽は当たらないし、下の落ち葉は湿っているから取り除く。

     

     

     

     

     

    嬉しいことに紫と白の花芽がいっぱいついている。

     

     

     

    もう花開いているのもあってなんと嬉しいこと。

    季節が来ると咲いてくれるのですね。

     

     

     

    フェイスブックの友人から教えてもらい、大きな古い葉を切り取っていたのが良かったのか。

    広い裏山のあちこちにクリスマスローズが広がっているので、全部掃除するのは大変だけど

    ゆっくり片付けていこうと思う。

     

     

     

                      

                              いっぱい実をうけていた万両

     

     

     

    話は家人のことになりますが

    先日、国立循環器病研究センターから療養型病院に転院しました。

    救命救急センターの手を離れ、あとは呼吸器を付けながらどこまで彼の生命力があるのか

    それは全く不明なのですが、医療に任せることになります。

    病院は自宅から近く、自転車で通える距離にあるので時間的に楽になりました。

    ご心配をおかけしました。お見舞い頂いた方有難うございました。

     

     

     


    延髄梗塞

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      いきなりで恐縮ですが、延髄梗塞をご存知でしょうか。

       

      下の図で、赤いところが延髄です。脳のずいぶん深部にあるようです。

      ここで梗塞が起こることを、延髄梗塞といいます。

       

       

       

       

       

      実は、先月26日早朝、夫がこの延髄梗塞で救命救急センターに運ばれました。

      もちろん病名を知らされたのは、後日のことでした。

       

       

      発作の前夜は通常どおり食事や入浴をすませ就寝しています。

      何の前兆もありませんでしたから、突然の事態を理解するには時間がかかりました。

       

       

      国立循環器病研究センターへ着いた時点で、本人は自己呼吸をしていなかったそうです。

      (これが正式な名称)

      即、口からの人工呼吸器が装着され、いずれは気管切開を行い、呼吸器はそこへ繋ぐこと

      になると救急医から説明を受けました。

       

       

      夫の既往症である認知症については色々考えていましたが、脳梗塞や脳出血については

      うかつにも考えたことがありませんでした。(血圧は高くなかった)

       

       

      延髄というのは呼吸器をつかさどる器官なので、呼吸困難となり、血管も梗塞しているので

      勿論、四肢に麻痺が見られるようです。

       

       

      私は福祉の現場で仕事をしていましたから、卒中の患者さんや、ALSの患者さんや、家族と

      長くお付き合いしてきましたが、延髄梗塞は初めてです。

       

       

      俄勉強で何冊か本を読みましたが、事態が重篤な事以外今後どうなるのかは全く分かりません。

      夫の生命力がどこまであるのか、何が残り、何を失うのか、も今は分かりません。

       

       

      5日前、気管切開の手術は無事行われ、少しは楽になったのだと思います。

      口からの感染を防ぎ、口腔の衛生も保たれる旨の説明を受けています。

      しかし今後発語は無理ですから、意思疎通はどうすればいいのかが問題です。

       

       

      循環器病センターはあくまで救急病院ですから、今後療養型病院へ転移することも申し渡され、

      ケースワーカーとの面談も始まりました。

       

       

      この2週間、あっという間に時が過ぎ、ようやく一連の出来事をこうして文章にしています。

       

       

      誰の身の上にも起こるかもしれない出来事。

      最終章をどう締めくくるのかは難しい問題ですね。

      尊厳死の問題をどう考えたらいいのか、今改めて考えさせられています。

       

       

                        

       

       

      (脳の写真はwikipediaから、バラの写真は小野月世さんの絵です)

       


      登山家・今井通子さん

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        この頃朝早く目が覚めてしょうがない。

        熟睡する方だし、早くに就寝しているからしょうがないと言えばそうなのだが。

         

        起き上がらないで、ベッドの中でスマホの「らじる★らじる」を聞いている。

        聞き逃しコーナーの「お気に入り」に、いくつかの番組を登録している。

        今は「こころをよむ」を聞いているが、とても面白いのでご紹介したい。

         

         

         

        登山家の今井通子さんが「登山のすすめ・日本人と登山」を話しておられる。

        医師であり、現役の女性登山家としてご活躍の方である。

         

        最初に、第6回の「私の登山歴・幼少期から女子医大時代」から聞き始めた。

         

        山好きになられたのは、幼少時、長野県の蓼科で過ごされたことと、眼科医だったご両親の

        教育方針が影響しているようである。

        もちろん大学時代に山岳部に所属され、沢山の経験を積み重ねられた上で、日本のみならず

        世界を制覇する登山家へとなっていかれるのだが、その経験と変遷を詳しく語っておられる。

         

        改めて第1回から聞き直した。

         

        山の小説といえば、新田次郎さんの「点の記」しか読んだことことはないのだが、山番組は

        テレビでよく見ている。なにしろ富山県育ちなので、立山連峰の美しさに触れて育った。

        にもかかわらず自力で登った山は、高校の裏にあった摩耶山と六甲山だけである。(悲しい)

         

        今井さんの話しによれば「山の日」を祝日にしているのは、日本だけだそうである。

        それだけ日本人は古来山登りをしてきた民族らしい。山岳信仰が定着しているのも頷ける。

         

        明治の初め「近代登山」を日本へもたらしたのは、英国からの3人の人物であるが、1837年に

        日本初の登山をしたのが、六甲山だというから面白い。

        3人の人物のうち私が名前を知っていたのは、アーネスト・サトウ氏だけである。

        なんでも日本山岳会結成当初は、動植物学者が中心だったというのも興味深い話ではある。

         

        ここで私が下手な番組紹介をするのは止めよう。

        聞き逃しで、過去の番組も聞くことができるので紹介しました。関心のある方はどうぞ。

         

         

        注  今井さんは著書も多いようですが、夫君との共著もあるようです。

         

         

        ダンプというのは、夫の高橋和之のあだな。今井さんのあだなは、シャモだという。

        なんでも口より先に足がでるからだとか。

        読んでみようかな・・・。

         

        ちなみに、第9回、12月2日分は「脳はどう働く」です。

        今私が一番知りたいことは、脳幹の話なのですが・・・。

        ではまた。

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        面白い花材

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          本日は面白い花材を二つお目にかけましょう。

           

          昨日まで我が家に滞在していた、中国からの華道研修生が残していった花材です。

          瓶に挿してある赤い実は何にみえますか?

           


           

          ミニトマトではありません老爺柿・老鴉柿(ろうやがき)といいます。

          柿の大きさは1.5センチくらいしかありません。食べることは出来ません。

           

           

          またまたネットで調べてみました。

           

          原産地は中国、第二次世界大戦中に京都府立植物園園長の菊池秋雄さんが持ち帰られたとか、

          渋柿で食用には向かないそうですが、赤く可愛いので花材として用いられるようですね。

           

           

          次にお目にかけるのはこれです。なんでしょう?

           

           

           

          風船のように丸く膨らんだ薄緑色の球体の表面にはヒゲがいっぱい生えています。

          痛くはないのですがトゲと言ったらいいでしょうか。

          不思議なことにこれは種です。

          花は下の可憐なものです。

           

           

           

          フウセントウワタ(風船唐綿)と言う名前です。

          こんなに可愛い花がトゲトゲの風船に変化するとは一寸信じられませんね。

           

          熟すと風船の中から綿毛のついた種が飛び出してくるそうです。

           

           

          試しに風船を割ってみました。

           

           

          まだ熟していないので綿にはなっていません。

          これから真っ白な羽毛のような綿毛が育つようですね。

          切り口から白い樹液がタラタラと出てきました。

          夾竹桃科だそうですから、もしかしたら毒があるかも知れないので慌てて手を洗いました。

          原産地は南アフリカ。

           

           

          色々な花があるものですね。

          老爺柿は是非我が家の庭にも植えてみたいと思っています。

           

           

           

          最後に今年何故か2度花をつけたオサランです。

                       

                                        ではまた

           

           

           

           

           


          中国茶

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            昨日から春に我が家で滞在していた中国人女性が、再び来ています。

            秋の「いけばな・池坊展」に合わせて、華道の勉強のため来日しました。

             

            今回も北京から色々のお土産を戴きました。

             

             

             

            中国茶・黒枸杞・自家製ゴマ・紅人参・お菓子など多種多様です。

            彼女は大学で日本語専攻なので、流暢な言葉でそれぞれ説明してもらいました。

            お菓子には日本と共通なものも多いようですが、初めてのものもありました。

             

             

            彼女は先生から「日本では包装紙に赤や紫、緑色は使わない」と説明されたと言う

            のですが、そんなことないよと説明してもなかなか分かってもらえません。

             

            中国の人が慶事(結婚式など)に赤い封筒を使うことは私も知っていました。

            確かに赤の封筒は使わないけど、プレゼント包装に赤は使うよと言っても不審そうな顔です。

            文化の違いを理解するのには時間がかかりそうです。

             

             

             

            この際、中国茶についてネットで調べてみました。

            中国には数百種類のお茶があるそうですが、発酵度によって7大茶に分類されるそうです。

             

            以下に少しご紹介しましょう。

             

            1  緑茶(リュウチャ)

            もっともポピュラーなお茶で、「不発酵茶」である。
            生産量、消費量ともに中国茶の80%を占める。

             

            2  白茶(パイチャ)

            最も長い歴史を持つお茶、

            茶葉が芽吹いてから産毛が取れない内に採取、浅い発酵度の段階で自然乾燥させて作る。

            マイルドで「血糖値」「血圧」「コレステロール」を下げる効果も報告されている健康茶。

             

            3  黄茶(ファンチャ)

            弱後発酵茶に分類される。最も希少価値があり清朝皇帝の愛飲した黄茶は100g1万円とか、

            緑茶よりもまろやかで香り高くくせがない。

             

            4  青茶(チンチャ)

            発酵している途中で加熱することにより発酵を止めた半発酵茶

            福建省から移住した人の技術により、現在では台湾を代表するお茶になっている。

            鉄観音や凍頂烏龍茶がよく知られている。

             

            5  紅茶(ホンチャ)

            茶葉を最後まで発酵させて作られており、発酵が最も進んだお茶。

            世界中で愛されている紅茶の元祖は、中国茶の紅茶です。

            タンニンが少なく甘みが強いので、ミルクや砂糖を入れずにストレートで楽しむ。

             

            6  黒茶(ヘイチャ)

            後発酵茶に分類される中国茶。

            麹菌のちからによって発酵させた独特の製法によるお茶。

            湿ったお茶を高温多湿の場所で寝かせることにより黒茶となる。

            日本で知名度の高いプーアール茶は黒茶に分類される。

            (最近は独立して考えられることもあるそうです)

             

             

            7  花茶(ホアチャ)

            茶葉に花を混ぜるなどして花の香りを茶葉に移したお茶。

            花茶に使われる茶葉は緑茶が一般的。

            お湯を注ぐと「花が咲く」お茶のような加工、成形されたお茶を「工芸茶」という。

            茉莉花茶(ジャスミン茶)が有名

             

            ずいぶん色々とあるのに驚かされます。

             

            私が使っているお茶は、緑茶、煎茶、番茶、ほうじ茶、くらいでしょうか。

            麦茶、はと麦茶、昆布茶などは、素材がお茶ではないですからお茶と言っていいのか悪いのか?

             

            そうそう、現代中国には抹茶文化はないそうです。

            でも起源は隋唐の時代まで遡ることができるのだとか。

             

             

            本日はお茶談義でした。

            最後に彼女の活けた花の写真を1枚。

             

             

             

             

             


            秋日和

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              秋らしい良いお天気のことを秋日和と言うそうですね。

              空はあくまでも澄み、風が心地よい。そんな日和の昨日のことです。

               

              歩けばいいのに、いらち(大阪弁でせっかちのこと)の私、

              近隣の村の中を自転車で走っておりました。

               

               

              とある農家の庭先に柿の木が数本

               

               

               

              今年は柿の生り年だそうですね。

              青空に赤い柿がたわわです。

               

               

               

              柿の木の下で休憩しておられたご老人に聞くと、全部が「渋柿」だとか。

              写真を写していると、後10日ほどして又いらっしゃい、葉が全部落ちて、

              柿だけなっている様子はとても綺麗ですよ、と教えてもらいました。

               

               

               

              大阪北部にあるこの安威地区は昔からの豪農が多く、家の構えが随分立派です。

              そんな家並みの一軒から神楽の笛の音が流れてきました。

               

               

               

              え〜今頃神楽!

               

              一農家の玄関先で3人一組の獅子舞が舞を舞っているのが見えました。

               

               

              お祓いをしている様子です。

               

               

               

              道路に出てこられた獅子頭をつけた方に謂われを聞かせてもらいました。

              神道伊勢大神楽教というそうです。

              京都・大阪・滋賀・三重へと一年中門付け布教を行っているとか。

               

               

              私の故郷富山では秋のお祭りに出る獅子舞は、10人くらいの男性が獅子の胴体へ

              入って舞っていましたが、伊勢神楽では獅子をかぶっているのはお一人でした。

              あと太鼓と笛の方が一人づつ、身軽な感じですね。

               

               

              秋の刈り入れが終わり豊作を感謝し、来年もまた稔り多いことを祈念されるのでしょうね。

              いいことに出会えました。

               

               

              あちこちに咲いているツワブキの黄色が目に鮮やかな秋の一日でした。

               

                                                          

               

               


              包丁式 (総持寺展 2)

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                総持寺展の続き、第2部です。

                 

                 「包丁式」が始まりました。

                越天楽の雅楽の音とともに、3人の平安貴族の装束をした方々が現れました。

                烏帽子をかぶり、直衣(のうし)を着ておられますが、山蔭流の調理師さん達です。

                 

                 

                これから真魚箸(まなばし)と包丁を用いて作法にのっとった包丁式が始まります。

                (鯉にいっさい手を触れません)

                 

                本日の包丁師は青い装束のこの方。後ろのお二方が見守り役です。

                (袖口の紐を引いて、たすき掛けになられました)

                 

                 

                前にはしめ縄で清められた、真魚板など諸道具一式が並べられています。

                 

                                   この写真は、総持寺さんの資料から

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                残念ながら後ろ席で見学したので、手許は写せませんでした。

                無言でキビキビとした作法にのっとったさばきの動作が10〜15分ほど続きます。

                とても力強い作法でした。

                 

                 

                盛り付けられた鯉

                 

                 

                 

                写真でお分かりのように、儀式で使われる魚には内蔵がありません。

                 

                式の前に、魚の口から内蔵は全て吸い取ってあるという説明がありました。

                ですから真魚板の上には一滴の血もついていませんでした。

                 

                 

                                                

                                                               使用された包丁と真魚箸

                                        刃渡りがかなり長いと思いました

                 

                 

                この作法は藤原山蔭がその形式を整えたとされますが、その由緒にならい、

                総持寺さんでは、毎年4月18日に奉納される行事です。

                 

                (藤原山蔭については、前々回の総持寺のページをお読みください)

                 

                今回の総持寺展では、秘仏も展示されているのですが、撮影は禁止でした。

                資料を頂いていますので、又の機会にご紹介できたらと考えています。

                 

                 

                 


                秋色

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                  今朝の裏山の様子です。

                  鉢植えで戴いたりんどうを地植えしていましたら、広がって咲いています。

                  よく見ると蟻が蜜を吸いに来ています。

                   

                   

                  ガマズミには赤い実がついています。

                  2枚目はコバノガマズミです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  上の写真、何かおわかりでしょうか?

                  これイノシシに踏み荒らされ跡です。どんぐりの季節ですから夜な夜な現れて食べ散らかします。

                  きっとイベリコ豚のようなお味のイノシシなのでしょうね。

                  日中出くわすことはないのでご安心を!

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  これは何か分かりません。またもや毒キノコでしょうか?

                  4〜5センチの高さ。匂いはありません。

                  日当たりの悪い陰のところににょきにょきっと出ています。

                  どなたか名前をご存知でしたら教えてください。

                  (黒いキノコで調べてみましたが、決定打はありませんでした)

                  傘の部分が開いたら分かるかもしれません)

                   

                   

                   

                   

                  ツワブキに硬い蕾が沢山着いていますから花が咲きましたら又お知らせいたします。

                   

                  ツワブキは日陰の植物の代表選手のようですね。

                  たんぽぽのような種が飛んで、子株が沢山できています。

                  でも我が家の裏山は少し寒いので、平地に比べて花の咲くのが遅れます。

                  ではまた。

                   

                   

                   

                  (先日の包丁式は今用意しているところです)

                   


                  総持寺縁起

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                    茨木市には「総持寺さん」と親しみを込めて呼ばれるお寺さんがあります。

                     

                    その総持寺は、西国三十三所巡礼二十二番札所として多くの人が訪れる名刹です。

                    高野山を本山とし、千手千眼観世音菩薩が御本尊です。

                     

                    ところが私、50年以上も茨木の地に住みながら何故か一度も訪れたことがなく、

                    一度は参拝しなければと思っておりました。

                     

                     

                    今年は、茨木市が昭和23年に市制を敷いてから70年の節目にあたり、記念行事として

                    10月6日から12月3日まで「総持寺展」を開催されることとなりました。

                    場所は「茨木市立文化財資料館」(入館無料・阪急南茨木駅近く)です。

                     

                     

                    10 月6日、開会の日に行ってきました。

                     

                    総持寺住職、中西隆英氏の講話と同時に、山蔭流包丁式がありました

                    ご住職の説話が大変興味深いものでしたから、長いのですがご紹介したいと思います。

                     

                    総持寺開創にまつわる霊幻譚(れいげんたん)には、絵巻が3本もあるそうです。

                    江戸時代の絵師「海北友雪」描く巻物からお話を伺うことできました。

                          (かいほうゆうせつ)

                     

                     

                    鎌足から数えて8代目の藤原高房(中納言)は太宰府へ長官として赴くことになりました。

                    住居のあった京都から、家族郎党とともに船に乗り淀川を下ったそうです。

                     

                    当時は茨木の穂積で下船して一泊したそうですが、隆房の息子山蔭はまだ幼少でしたから

                    岸から放尿しようとして川に落ち、沖へと流されたのだそうです。

                     

                    この時沖から1匹の亀が現れ、山蔭を拾い上げ背に乗せて、岸へと助け上げたと言います。

                    実はこの亀、隆房が以前助けたことのある亀だったのですが、観音様のおかげだと確信した

                    隆房は名木で観音様を彫ろうと決心されたそうです。

                     

                     

                     

                     

                    太宰府に着いた隆房は、唐へ渡ろうとしていた遣唐使に観音様を彫る「名木」を買い求めるよう

                    依頼し、砂金の入った袋を手渡したそうです。

                    遣唐使は名木を買い求めたのですが、唐側から名木を持ち帰ることを拒否されます。

                     

                    たいそういい匂いのする沈香という名木だったそうですが、いかしかたなく木を浜に打ち捨て

                    帰国せざるを得ませんでした。名木には墨で理由を書いておきました。

                     

                     

                     

                     

                    何年も後、やがて藤原山蔭自身も父と同じく太宰府に赴くことになります。

                    ところが漁民からの訴えで、浜に光を放つ大きな木が流れ着いているので漁ができないと聴きます。

                    子細を調べたところ、かって唐の浜に打ち捨てた名木であることが判明します。

                     

                     

                     

                    その名木を船に載せ、京都へ帰宅する途中のできごとです。

                     

                    名木を穂積からは牛に引かせて陸路運んでいたそうですが、途中牛が動かなくなりました。

                    山蔭は「ここにお寺を作りなさい」という観音様からの知らせだと解釈したそうですが、

                    この地が今の総持寺のある地点になります。

                     

                    さてこれからがお話のクライマックスです。

                     

                     

                    名木が無事入手でき、伽藍の建設場所も決まったのですが、観音様を彫ってもらう仏師を

                    探さなくてはなりません。

                    誰にするか迷った山蔭は、長谷寺で祈願をいたします。

                     

                    7日目の夜にして、夢でお告げがありました。

                    「明日の朝、一番に出会った方を仏師としなさい」

                     

                     

                    さて山蔭が翌朝出会ったその人物は、ボロを纏った童子だったといいます。

                     

                     

                    不審に思った山蔭が童子に何か彫って欲しいと頼んだところ、一夜にして五寸の十一面観音

                    を彫り上げました。見事な出来栄えだったそうです。

                     

                     

                    その童子に観音様を依頼することになるのですが、童子から二つの申し出がありました。

                    一つは、彫り上げるのに1000日を要するが、その間山蔭自身が仏様の食事を作ること。

                    第二に、仕事場(お堂)は誰も覗き見をしてはならぬこと。

                     

                    さて、1000日目、お堂から声がありました。

                    「長谷の観音様は何処におられるや?」

                    「おお〜、これは行基菩薩様、今帰る所じゃ〜」

                     

                    つまりボロを纏った童子は、長谷の観音様その方であったということです。

                    お堂には、立派な観音様が出来上がっており、1000日分の仏飯もお供えされていたと言います。

                     

                     

                    山蔭卿は仁和4年(886年)に亡くなられたそうですが、その後7男7女のお子様方が

                    立派な伽藍を創建され今日に至るといいます。

                     

                     

                     

                     

                    いかがでしたか、総持寺にこんな楽しい縁起物語(絵巻)があったことを知らなかったなんて

                    一市民として恥ずかしい限りです。

                    挿絵は総持寺からいただいた資料を私が、カメラで接写したものです。

                     

                    住職がおっしゃった「放尿」の部分が「継母が突き落とした」となっていました。

                     

                     

                     

                    もともと総持寺のあたりは、藤原氏の荘園のあった場所ですし、茨木市には藤原氏に関する伝承

                    は沢山残っています。

                     

                     

                    今昔物語のなかにも、亀の報恩譚としてこの話は書かれているそうですし、

                    長谷寺縁起にも、源平盛衰記にも同じ話が見られるということでした。

                     

                     

                    中西隆英・総持寺住職のお話の後、山蔭流包丁式を見学してきましたが、

                    それについてはまた後日といたします。

                     

                    余談

                    今年3月、JR京都線に「JR総持寺」駅ができました。

                    新駅からも阪急の「総持寺」駅からも4〜500メートルの距離です。

                    是非一度ご参拝ください。

                     

                     

                     


                    白いおばけきのこ

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                      今朝、裏山で白い大きなキノコを見つけました。

                      綺麗な白です。群生しています。

                       

                       

                       

                      毎年梅雨時分に出てくるのとは形状が全く違います。

                      例年出てくるのはもっと傘の部分が分厚く、いかにも毒々しいのですが、

                      これはスッキリしたキノコです。

                      足元にスカートを履いたような感じです。

                       

                      傘を1個、採ってきて測ってみました。(簡単に千切れました)

                       

                       

                       

                      直径が16センチありました。

                      これは傘をひっくり返して見たところです。

                       

                      「白いきのこ」で調べて見ました。

                       

                      随分あります。

                       

                      写真から判断しますと、シメジ科の大イチョウタケ属、オオイチョウタケに似ています。

                      オオイチョウタケは食べられるとあります。

                      しかし生えるのは、落葉樹の林ではなく、杉林とありますから違うようですね〜

                       

                      他によく似たキノコにオオシロカラカサタケというのもあります。

                      こちらの方はとあります。

                      食べると嘔吐、下痢、をするとか!

                       

                      まだまだあります

                      タマゴテングタケといのも似ています。こちらは猛毒とあります。

                       

                      え〜猛毒

                       

                      さきのキノコの足元をよく見ると

                       

                      卵を割って出てきたようにもみえます。

                      だとすると猛毒

                       

                      びっくりです。

                      身近なところに猛毒のキノコがあるとは思いませんでした。

                       

                      今年は猛暑や記録的な大雨で、キノコが育ちやすいのだそうです。

                      各地でそのことが報告されているそうですが死人も出たそうです。

                       

                      結局、キノコの名前を断定するのは私には無理だと分かりました。

                      でもとっても綺麗なのでアップさせていただきました。

                       

                      皆様ご注意を!

                       

                       

                       

                       


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                      名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
                      福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

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