春近し
裏山に春の兆しが見られるようになりました。
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風はまだまだ寒いのですが、地面に張り付いていたクリスマスローズが頭をもたげ始めています。
クリスマスローズは花のない寒い季節に花をつけるので珍重がられるのでしょうね。
随分色々の種類の花が店頭を賑わせていますが、我が裏山はこぼれ種から自生したものが多いの
で、紫と白の花だけがあちこちに乱れ咲いています。
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馬酔木も今年は、小さな鈴のような小花を細い枝に沢山つけています。
馬が食べると酔ったようになることから、この名があるようですが、裏山には自生の大きな
木もあるのですが、かなり上まで登らないといけないのです。
この木は私が数年前に苗を植えたものです。
外国ではスプリングベルという素敵な名前で呼ばれているようですが、日本では万葉の昔から
愛され、歌にも詠まれているそうです。
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磯の上に 生ふるあしびを手折らめど 見すべき君が ありといはなくに
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足元では、カンザキアヤメも寒さに震えながらも健気に日々花をつけています。
この花、原産国は地中海域だといいますから驚きます。
アルジェリア・ギリシャ・クレタ・シリア・アラブ・モロッコ・チュニジア・トルコ
の岩場に咲く、と説明にあって想像するとびっくりです。
7〜8センチの花の中央に黄色い斑が入り、網目状の模様もあります。
この季節、葉の間から花茎を伸ばし花を咲かせますが、葉っぱの間に密かに咲きます。
常緑性で植えっぱなしでも毎年この寒い時期に必ず咲いてくれるのが心嬉しいです。
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最後は一寸面白いキノコです。ツチグリといいます。
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このキノコ幼菌時は土の中に埋まっているのですが、成長すると地上に出てきて外皮が星状に
裂けます。雨が降ると、丸いボール(内皮)のてっぺんに穴があき、胞子を飛ばすのです。
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学名にはギリシャ神話の星の神様アストライア(Astraeus)の名前が付いているのだそうです。
雨が降る前にでてくるので、キノコの晴雨計とも言われているのだとか!
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いかがでしたでしょう。
鈴蘭水仙やクロッカスの芽も出てきています。春はもうすぐそこまで来ているのだと思うので
すが・・・・。今日もお尋ねくださってありがとうございました。
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- 2024.02.27 Tuesday
- 裏山
- 17:02
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- by 遊山