野間の大ケヤキ

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    大阪府の最北端に能勢町という地域があります。

    田園や里山が広がり、お米が美味しいところとしても知られ、地元の秋鹿という

    お酒は、昨年G20で振舞われたことで有名にもなりました。
    能勢町は妙見山(660m)と歌垣山(553m)に囲まれた小規模な盆地状地域
    ですが、その能勢町に野間という地区があります。野間には大阪府が定めている
    「緑の百選」の一つ「野間の大ケヤキ」があります。
    梅雨の晴れ間をぬって、行ってきました。
    幹周り14m  枝張り 東西42m 南北38m
    7つの大枝に別れ、小枝が四方に広がる、西日本最大の欅(ケヤキ)です。
    国の天然記念物にも指定されています。
    まずそのどっしり感に圧倒されました。
    月次な言い方ですが、「おお〜」と言って次の言葉が出てこない!
    樹齢は1000年以上と推測されているそうです。
    この根を見てください、四方に張りめぐらされ一部は鉄板で保護されていました。
    一部枝が切り取られているのがご覧になれますか?
    大ケヤキに隣接している、欅資料館には、切り取られた枝が展示されていました。
    枝といっても立派な1本の木でしたが。
    台風で折れた枝と、ヤドリギに着床された枝です。
    台風で折れた枝の年輪を見ましたが、300年を数えるとか!
    ヤドリギというのは、地中には根を張ることができないので。
    寄生根を伸ばし、寄主から水分と栄養を吸い上げるといいます。
    寄生根が伸びたところは、大きな空洞になってしまうのでその前に切ってケヤキを
    保護するそうです。
    この大ケヤキは大きさで有名ですが、青葉づくが営巣することでもつとに有名です。
                          
    青葉づくというのは、東南アジアからの渡り鳥ですが春に日本へやってきてペアー
    となり子育てをします。
    今年も営巣していました。幸いなことに親鳥が巣を離れケヤキの枝に止まっている
    ところを見ることができました。
    欅記念館のボランテイアの方が、観察用のスコープを近くにセットしてくださって
    いましたからしっかり見てきましたよ。ラッキーでした。
    アオバズクは日本では最も人間に身近なフクロウだそうですね。
    巣から離れているのは見張り役の雄、雌は25日間抱卵するそうで、雄が夜間に獲物
    を運ぶのだそうです。
    青葉のころやってくるのでこの名があるそうですが、営巣林の伐採や越冬地の開発で
    個体数は減っていると聞きました。
    野間の大ケヤキにまつわるお話
      蟻無宮(ありなしのみや)の言い伝え 2つ
       
      
      この大ケヤキはかってこの地にあった「蟻無宮」という神社の神木であった。
      蟻無宮は現在、野間神社に合祀されているが、かっては境内の「土」を家に持ち帰り
      畑に撒くと蟻がいなくなるので珍重された。
      
      蟻無宮の祭神は紀貫之であったが、貫之が源公忠に送った歌がある
         手に結ぶ 水に宿れる月影の あるかなきかの世にこそありけれ
      蟻無宮という呼称はこの歌からきている。
                             
               上の案内板に書かれていました。
    このブログを書いている時、1000年を経過した木が倒れたというニュースが入りました。
    岐阜県瑞浪市の神木がこの大雨で倒れたというのです。そんなことがあるのですね。
    どうか野間の大ケヤキはいつまでも地域を見守ってくれますように。ではまた。
                  

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    名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
    福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

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