初弘法

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    1月21日、京都は東寺の弘法市へ行ってきました。

    五重塔で知られている、世界遺産でもあるあの東寺です。

     

    東寺へは何度か行っているのですが、弘法市は初めてのことでした。

    毎月21日に開催されるので、今月は初弘法ということになります。

    それにしても東寺の境内は広いです。

    その広い境内に一体何軒のお店がでているのか見当もつきません。

     

    北門から入って、両サイドのお店を覗きながら奥へと進みました。

    手作り作品のお店に目が行きます。

                            バッグ

     

                          お財布・巾着

     

                       ペンダント・ピアス

     

                     和紙や粘土で作った置物

    この元気なにわとりさん欲しかったのですが、7,000円では手がでません。

     

    他に瀬戸物、ガラス食器、仏像、着物、帯、塩干物からお漬物まで多種多様。

    お食事どころもありました。

    おでん、串焼き、ビールに焼きそばなんでもあります。

    丁度お昼時でしたので臭いに誘われ、ネギと鶏の串焼きを食べました。

    なんかバザーのような雰囲気で、美味しかったです。

     

    東寺へ来たもう一つの目的は講堂内にある「帝釈天」に会うことだったのですが

    (忘れていたわけではありません)一人で来た事をいいことにフラフラとお店を

    冷やかして回りました。

    (欲しいものはみんな結構高かかったです・・・ねぎってもダメでした)

     

    南の入り口近くまで進んだ時、五重塔の特別拝観があることを知りました。

     

    この塔、落雷や戦などで4度も焼失し、今あるのは1641年、徳川家光が建立したもの。

    総高は55メートル、現存する塔では一番高いそうです。

    (ボランティアさんの説明がありました)

     

    五重塔の堂内(初壇のみ)の見学が出来ました。

    写真撮影はできなかったのですが、四天柱の間に金剛界仏五仏が安置されていました。

    堂内の壁には、インド僧と中国人僧3人と空海の絵も描かれています。

    時代を経て剥落してはいましたが、とてもカラフルなのには驚かされました。

     

     

    さて目的の帝釈天半跏像を見るべく講堂へと急ぎました。


    この写真は小学館発行の、名宝日本の美術・「東寺と高野山」から

     

    堂内は暗いのでもう少し明るくして欲しいところですが、西角の真ん中におられました。

    その端正なお顔は身が引き締まる感じです。

     

    東寺のパンフレットから講堂について、少し抜粋してみます。

      堂内の白亜の壇上には大日如来を中心とした五智如来をはじめ、五菩薩、五大明王、

      四天王、梵天、帝釈天の弐拾壱体躯の仏像が安置されています。

      これは弘法大師の密教の教えを表現する立体曼荼羅の世界です。

      中でも平安時代前期の拾五躯は我が国の密教彫刻の代表作です。

     

    ということで、帝釈天は大日如来を守る6人の天のお一人ですが、ホントに素晴らしい。

    いつまでも眺めていたかったのですが、そうもいかず金堂と食堂を見て東寺を後にしました。

     

    東寺について詳しくお知りになりたい方は次のホームページがお勧めです。

         http://www.toji.or.jp/about.shtml

     

    写真が多いですし、説明が分かりやすいと思います。

    実は、解説を読む度「これ見なかったわ〜」ということの多い私なのですが・・・。

     

     

    ともあれ、平安遷都を経て朱雀大路、羅城門の東と西にあったという官立のお寺の一つが、

    1200年の時を経てもまだそこにあることは、素晴らしいですね。

     

    寒い、寒い、京の冬の一日でした。

     

    (21日は弘法大師空海の命日だそうです。)


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    名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
    福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

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