ナツフジ
いつも通る道の廃屋に、白い藤のような花が咲いているのに気がつきました。
花は小さいのですが、舞妓さんのかんざしのように房になって垂れ下がっています。
あまりに可愛いので、一枝だけ手折ってきてガラスの花瓶に挿してみました。
花丈は20センチくらいでしょうか。
葉も藤程大きくはないのですが、よく似ています。
葉は互生。
6対前後の小葉からなり、葉質は薄く、表面は緑色で裏面は薄緑色です。
蝶形の花も藤にそっくりです。薄緑がかった白色をしています。
つるのように絡んで咲いていましたから、「つる性植物」の本に当たってみました。
「ナツフジ」と言うそうです。
開花した順に落下するので一斉の開花を見ることは少ないと説明してあります。
花の上部に、小さな莢がついていますが、4〜5センチしかありません。
10〜11月に、熟すと紫褐色になり2裂して種子を遠くに飛ばす。
本にはそう説明してありました。
このナツフジが生えていた廃屋はもう10年以上、誰も住んでいませんが、
この時期になると人知れず咲いていたのでしょうね。
野草好きだと思っているのに、一度も気が付かなかった自分が恥ずかしい。
日本固有種だそうです。
挿し木してみようかな〜と考えています。
- 2017.09.10 Sunday
- 裏山
- 21:19
- comments(2)
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- by 遊山
垂れ下がって咲く花は、可愛いですね。それに白い色は清楚でいいですね。
今は彼岸花が満開ですが、外歩きなさっていますか?
よくおやすみになっていますか?