安威神社と蹴鞠

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    11月23日・勤労感謝の日に、安威神社で蹴鞠の会が催されました。

     

     

    茨木市の北部、こんな片田舎の小さな神社で「蹴鞠の会」?と訝しく思われる方も

    おありでしょうね。

    ところがこの安威神社、実は蹴鞠とは深いかかわりのある由緒正しいお宮さんです。

     

     

    今から1350年ほど昔のお話です。

    大化の改新で有名な中大兄皇子が、蹴鞠をしていて沓を投げ飛ばした折、側を通り

    かかった中臣鎌足がその沓を拾い上げ、皇子と親しくなったという逸話です。

     ( 沓・・くつのこと )

     

    その蹴鞠の会が行われていたのが、ここ安威神社なのです。

    蹴鞠の会での二人の出会いがなかったら、「大化の改新」もなかったかも?

    まさか!と思われますか?

     

    事実の真偽はさておき、毎年11月23日に行われている恒例行事です。

     

     

    神社本殿前に設けられた鞠庭は、東西南北の四隅に竹が建てられています。

    鞠場の広さは凡そ14メートル四方あります。

     

    蹴鞠は8名で構成され、勝ち負けなし、時間制限なし、メンバーが鞠を蹴ることで

    楽しむという優雅なプレーです。

     

     装束

     

    烏帽子をかぶり、鞠水干という上着を着ます。(色や刺繍が階級で異なる)

    鞠袴というはかまを履いています。(裾は縛ってありました)

    沓は足袋のような形をしていますが裏には黒い皮が貼ってあります。

    (蹴る時、相手にくつ裏を見せない)

     

     

       鞠

     

    鹿の皮を2枚円形にして、毛の方を内側にして縫い合わせて球にします。

    地球儀を思い浮かべてください、赤道にあたるところを縫い合わせる時馬の皮を使います

     

     

              説明なさっているところ

     

    鞠は沓の親指より少し上のところに当てて、相手が打ち返しやすいように蹴ります。

    蹴る人は「アリー」と声を掛け、打ち返す人は「ヤー」と応えます。

    蹴る姿勢は、腰や膝を曲げることなく端正優雅を旨とします。

    「アリー」「ヤー」「オウ」は鞠の神様のお名前だそうです。

     

     

    勝負がないのは興味薄いように思えますが、蹴鞠をしたあとの爽快感はなんとも言えないとか。

    チームのリーダーが疲れたころを見計らって鞠蹴りを終えます。

    (普通10〜15分で終える)

     

    年齢や性別に関係なく、各人各様の体力に応じた全身運動になるそうです。

    親・子・孫の三代が一緒になって鞠を蹴ったり、女房や女官たちの蹴鞠の図が、

    版画や草紙に描かれているそうです。

     

    1枚めの写真をよくご覧ください。

    女性が1名入っておられます。

    烏帽子を被っておられない方がそうです。

     

    境内のモミジが赤く紅葉し、蹴鞠とよく合っていました。

    風雅を楽しめる1日でした。

     

                                            

    来年は蹴鞠の会に参加されませんか?

    鞠蹴りの体験もできますよ!

    ではまた

     

     

     

     


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    プロフィール

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    名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
    福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

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