中国・湖南省出身のお客様
湖南省出身の客人を一人、我が家でお預かりすることになりました。
現在は北京で、日本の花道を研修中の若い女性です。
京都で13日から始まる池坊の作品展に参加するのが主な目的です。
彼女から中国のお茶をお土産にいただきました。
一番下のポリ袋以外は総て「紅茶」なのですが、発酵方法がそれぞれ違うそうです。
右上の袋入りのものは、「老樹松針」という紅茶。
茶の葉が松葉のように細く仕上げられていて、味わいはスッキリしたお茶に似ています。
小さな団子のように丸められているのは、オフィス用紅茶だそうです。
よく考えられていますね。
下のポリ袋に入ったのは、外見は全くブルーベリーですが、黒い枸杞を乾燥させたもの。
アントシアニンの含有量がブルーベリーより遥かに多いそうです。
水溶性なので水に浸し、朝目覚めたときから寝るまで、1日中飲む習慣があるそうです。
チベット星海省にある盆地、高山地帯に自生しているものを、採取して自家乾燥させたものです。
飲んでみました。
4~5分でこのきれいな紫色になります。
30分も経過すれば、インクのような濃いブルーに変化しました。
お味は甘みはそれほど感じませんが、ほんのりといい香りがしました。
飲み干した後、再度水を加えると又この色に変化し、10回繰り返してもokです。
枸杞と言えば、中華料理の最後にでてくる「おかゆ」に入った「赤い実」しか知らない
私には黒い枸杞は驚きです。
調べてみました。
抗酸化物質アントシアニンの含有量は、全植物中最多、ブルーベリーの20倍
西域三宝(黒枸杞、夏虫冬草・サフラン)に数えられる希少植物
内蔵の冷えによる腰痛、目の疲れ、老眼への作用が古くから知られる
メタボリックシドローム、血糖値上昇の抑制、抗ストレス、不眠、アンチエイジング
美容への効果が確認されている
凄い効能ですね。
市販のものは、10グラム 3,821円とありました。
(漢方薬の原料問屋さんの商品紹介から)
漢方薬は高いものと思ってはおりましたが、効能は中国6000年の歴史が証明
してくれるのでしょうね。
ホワイトリカーを注ぐと、黒枸杞酒になるそうです。
彼女はこれから暫く滞在しますので、中国の話もご紹介できればと考えています。
ではまた。
- 2018.04.11 Wednesday
- family
- 23:58
- comments(0)
- -
- by 遊山