洞庭湖

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    中国・湖南省に関するお話です。

     

    先週から我が家に滞在中の客人のお名前は、DingDingさんと言います。

    彼女が育ったのは湖南省益陽市ですが、益陽市は洞庭湖という大きな淡水湖

    の傍にあるそうです。

     

     

                               洞庭湖に沈む夕陽

     

     

    確か、高校の漢詩の時間に李白の洞庭湖をうたったものをを習ったと彼女に伝えると、

    洞庭湖について色々教えてくれました。

     

    (洞庭湖については、ネットで調べれば詳しい情報があふれていますから、ここでは

    地元の人から聞くことの出来るお話を書いみたいと思います。)

     

    洪水の話

     

    洞庭湖は、毎年7月ごろ、水量が増して氾濫することがあるそうです。

    その対策の為各家庭では男性が、訓練に駆り出されるそうですが、若い男性は都会へ

    働きにでかけているので、それに参加するのは大変だそうです。

     

     

    調べてみました。

     

    洞庭湖の面積、通常   2,820平方キロ (琵琶湖の約4倍)

       増水期は長江から膨大な量の水と堆積物が流入するので、20,000平方キロになる

     

    一寸信じられない数字ですが、かっては八百里洞庭と呼ばれ中国一の大きさだったそうです。

    長江から年間1億4,000トンにのぼる土砂流入によって縮小が進み、更に農業用地としての

    利用が進んでいるため湖は小さくなりつつあるそうです。

     

    湖岸の葦の話

     

    湖岸部は小さな島が点在しているそうですが、島は堆積物で地味が大変肥えているので

    「葦」が自生しており、その若芽は食用として食すということです。

    若芽には免疫力があり、脂肪の消化を助けるとか。柔らかくて美味しいそうです。

    若芽とは、草丈20センチくらいまでののものを言う。

     

    琵琶湖の葦は、成長したものを干してよしずやすだれにすると聞いていますが、所変われば

    習慣も違うのですね。

     

    湖の魚の話

     

    洞庭湖には大小色々様々な種類の魚類が棲んでいるようで、漁業も盛んだそうです。

    小魚を乾燥させたものをお土産にいただきました。

    彼女の家庭で作くったものです。

    人は遊泳するのか聞いてみましたが、泳ぐには深いし、水は澄んではいないようです。

     

     

     

     

    洞庭湖の南方一帯の景観

     

    洞庭湖の南一帯を瀟湘(しょうしょう)と呼び、その美しさは古くから絵に詩になっています。

     

    宋代から、この辺りの景観八つを景色とした、山水画瀟湘八景)を描くことが流行った。

    この方式が日本に広まり、近江八景や金沢八景となった。(ネット)

     

    恥ずかしい話ですが、近江八景の元祖が洞庭湖だったとは、この年になるまで知りませんでした。

    狩野元信の描いた瀟湘八景図が京都国立博物館にあります。

     

     

     

    興味のお有りの方は京都博物館のページに詳しいですから、ご覧ください。

         http://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/kaiga/70shosho.html

     

     

    最後に、李白の「洞庭湖に遊ぶ」

     

    彼女が撮った洞庭湖の湖岸に立つ漢詩の看板です。

     

     孟浩然と杜甫、李白の漢詩のようです。李白の漢詩を調べてみました。

      

        洞庭西望楚江分  
      水盡南天不見雲  
      日落長沙秋色遠  
      不知何處弔湘君  

     

       洞庭 西に望めば楚江(そこう)分(わか)る

       水尽きて南天 雲を見ず

       知日は落ちて長沙(ちょうさ) 秋色(しゅうしょく)遠し 

       何れの処にか湘君(しょうくん)を弔(とむら)わん

     

     

    DingDingのおかげで洞庭湖がぐっと身近なものになりました。

    お楽しみいただけましたでしょうか。ではまた。

     

     

     

     

     


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    名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
    福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

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