文楽へようこそ

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    6月8日から21日まで、日本橋の国立文楽劇場で「文楽鑑賞教室」が開催されています。

    初心者向けに、文楽の解説もあるということで行ってきました。

     

     

    ロビーは高校生らしき白い学生服の一団が溢れ、なかなかの活気です。

    こんな若いときから文楽に触れられるといいな〜と思いながら進んでいきますと、

    資料室があり、本物の人形や、劇場構造の模型、文楽の小道具などが展示されていました。

     

     

     

     

    衣装を脱いだ人形の身体はいくつもの部分に分かれるのですね。

     

     

    太夫さんが使う見台、腹に納めるおとしと腹帯、お尻の下の小さな椅子(尻引)です。

     

     

     

    文楽三味線

     

     

    太棹三味線の弦は強く張ってあるので強い音がでる(コマの高さが高い)

    撥は象牙製で300gもあるということです。

     

     

    ホールにはいかにも文楽といった威厳のある緞帳が下がっていました。

    狩野永徳描くような幹の太い緑の松が、何本も枝を伸ばしています。

    写真に納めるのを忘れたのですが、思っていたより舞台幅は随分と広い。

     

     

     

    その舞台の両横にあるのが床

    物語の進行役である太夫さんと三味線弾きさんの定位置です。

    金色の壁がくるりと回転すると、太夫さんたちが現れる仕掛け、あれです。

     

     

    義太夫節は勿論日本語で語るのですが、これが現代人にはなかなか難解。

    舞台の上部に電光掲示板があって、台詞を読むことができます。

     

     

    この日は「鑑賞教室」ですから「人形」の使い方について実演がありました。

     

     

    頭・顔にあたる「かしら」と右手を操作する「主遣い」(おもづかい)

    左手を操作する「左遣い」

    足を動かす「足遣い」

    この三人が一組になって1体の人形を操るのだそうです。

     

    3人の息が合わなければ、ぎこちないものになるでしょうね。

    左手遣い、足遣いをそれぞれ10年以上修行して主遣いへと昇格していくと聞きました。

     

    人形は120cmから150cmあるそうですが、衣装をつけると10kgにもなるそうです。

    客席から見ていると、もっと大きく見えますから不思議です。

     

     

     

    この日の演目は、「絵本太閤記」から夕顔の段と尼崎の段でした。

    明智光秀が織田信長を滅ぼす時代物ですが、全部で13段あるうちの2段の上演です。

    尼崎の段は最も人気のある段だそうですが、1799年の作品といいますから、元禄文化

    華やかだった頃、上方の人々の大きな楽しみだったのでしょうね。

     

     

     

    大阪人なのに文楽体験は初めての私ですが、次は「曽根崎心中」など見たいと思いました。

    (実際に起った心中事件を近松門左衛門が描いたという)

     

     

     

     

    これは外国のお客様向けのポスターですが、外国の方も沢山見受けられました。

    興味を持たれた方は一度いかでしょう。文楽初体験記でした。

     

     

     

     


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    profilephoto ■ニックネーム 遊山 ■住んでるところ 大阪府   60歳まで福祉畑で仕事していました。 70歳を過ぎた現在は、夫と100歳になる実父との超高齢世帯です。 京都に近い北摂の山間部で生活しています。恵まれた環境ですが少し不便です。 旅行が好きでスケッチ旅行に何度か海外へ行きましたが、介護が始まってからは、もっぱら京都や奈良の美術館巡りです。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥、昆虫などの紹介をしたいと考えています。 写真は素人ですが、さりとて上手な絵が描けるわけでもありません. 時々「へたな横好き」のスケッチをupしたいと思います。

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