センニンソウ
我が家から歩いて5分程のくさ原に、見慣れぬ白い花が咲いているのに気がつきました。
一面の葛の葉っぱにからみついて咲いていたのはなんと「センニンソウ」。
真っ白の十字のような花は、清々しいまでに清楚です。
白い花びらのように見えているのは、実は「萼片」で、(ドクダミより細長い)
中心には多数の「雄しべ」があり、「雌しべ」も数本見えています。
花はすべて上向きに咲いていました。
蕾は小さくて先は尖っており、花とおなじように上向きについています。
少し折って持ち帰ろうと思ったのですが、これがなかなか難儀。
つるが葛の葉に巻き付いて、容易には離れてくれません。
それでも一寸無理に一枝だけ折ってしまいました。
帰宅して、いつもの「里山のつる性植物」の本で調べてみたところ、
なんと有毒植物と注意書きがありました。
茎や葉にかぶれを起こす有害物質を含むので要注意。牧草地では害草扱い。
なのだそうです。きっと刈り取るのでしょうね。
そして「つる」で伸びると思ったのは間違いで、「葉柄」が他に触れると長く伸びて
巻き付くのだといいいます。
「センニンソウ」という名の由来は、
晩秋になると赤褐色の果実についた銀白色の羽毛がキラキラ輝いて仙人のヒゲに似ている
ことから来ているのだとか。
秋になったら是非見てみたいものです。
取ってきた一枝をペン書きしてみました。
今のところ、私の手にかぶれは出ていません。
- 2018.09.03 Monday
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- 15:18
- comments(2)
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- by 遊山
裏山のクヌギが倒れそうだと近所の方から指摘があって、ずいぶん心配したのですが、枝が折れたくらいのことで済みました。
ただ千切れた枝や葉が散乱して綺麗にするには時間がかかりそうです。
雨も続いているので、きのこがにょきにょきでています。
北海道の地震は凄いことになっていますね。あまりの酷さに言葉もでません。災害がどこまで続くのかと思うと、あの日は1日元気がでませんでした。