ピースマーケットと関野吉晴さん

0

    我が家が加入している生協さんのチラシの中に、1枚の楽しそうなお知らせがありました。

    ピースマーケットと名うった催しが、日曜日に豊能郡能勢町で開かれるという内容です。

    能勢町は地図で見ると位置的には茨木市と近いのですが、交通手段となると一寸複雑。

    迷いましたが当日の催事の中に「関野吉晴」さんの講演会があることを知り、即決。

    26日、能勢まで行ってきました。本日はそのご報告です。

     

        能勢の棚田を描いた貼り絵 

     

    阪急電鉄宝塚線の「川西池田」から能勢電鉄に乗り換え「山下」で下車。更にバスに

    乗り換えて20分、「能勢町役場前」で下車。会場は結構な山の中にありました。

    能勢町というのは人口約10000人の小さな山村ですが、町をあげて「未来を見据えた町

    づくり」をしているそうです。

    パンフにドイツのシュタットベルケに学ぶ「持続可能な地域づくり」と紹介されています。

     

     

     シュタットベルケとは、電気、ガス、水道、交通などの公共インフラを整備・運営する

     自治体所有の公益企業のことをいうそうです。エネルギー事業を糸口にし、地域の課題

     を解決して活性化につなげようという動きだそうです。

     

     

    会場は「能勢町浄るりシアター」というこれまた立派な会場、

     

     

    この山深い小さな山村に、「え〜経営成り立つの」と無知な私は思ってしまいました。

    なんと、能勢町の浄瑠璃には200年もの伝統があり、大阪府からも国からも「無形民俗

    文化財」として指定されているそうです。

     

    会場はこの「浄るりシアター」前の広場で繰り広げられていました。

     

     

     

     

    野外には20店舗ばかりのテントが、ロビーや小ホールには30〜40位の店舗、

    (ブースというのでしょうか)大変な数のお店の参加があり、予備知識がないまま

    出かけていった私はその熱気と盛大さと参加者の多さに圧倒されてしまいました。

     

     

    ここでは各店舗のご紹介はできませんが、民族色豊かな雑貨屋、民芸品店、食料品店

    の立ち並ぶ中で、エジプト料理の「ケバブ」と「クスクス」を試食してきました。

     

     

     

    さて目的の「関野吉晴」さんの講演会です。

     

    関野吉晴さんは探検家で医師、「グレートジャーニー」と呼ばれる人類の歩いた道を

    (5万3千キロの行程)を自らの脚力と腕力で10年の歳月をかけて走破された方です。

     

    ご著書の「グレートジャーニー」を読んだのかなり前のことなのですが、テレビでは

    何度か番組を見ていましたし、その穏やかな話しぶりと行動力の差に惹かれていました。

     

    講演会は一部が映画、それを受けて二部がお話でした。

     

    一部

    食べ物は「どこから来るのかと」いうテーマに沿って、学生たちがカレーの材料を種から

    育て収穫し、動物(最終は鳥類)を飼育しやがてそれを屠るという一年間にわたる実習を

    記録したものでした。学生たちが何を学びどう変化して行ったかを丁寧に報告した作品。

    (当時関野さんは武蔵野美術大学の教授)

     

     

    二部

    内容には2本の柱がありました。

    人間は食べたもので身体が出来上がっている。では現代人は何を食べているのかという課題。

    つまり「人工添加物」をどれだけ身体に取り込んでいるかという疑問や、先生が世界各地で

    ・極北・チベット・モンゴル・中国・等々で体験されてきた様々な食事の事例を挙げながら

    話を進めていかれました。

     

    私達の腸の中には1キロから1.5キロの微生物がすんでいるのに、農薬や抗生物質まみれの

    食事をしていていいのかという疑問等話されました。そのことが学生達に「カレーを一から

    作る」という年間実習に参加させるという映画に繋がっている訳です。

     

    日本民族が何処からやって来たのかというお話。

    よく知られている シベリア・サハリンルート、朝鮮半島を南下してきたルート・そして

    (東南アジア)の海から船でやってきた人々のルートがありますね。

     

    この海からやってきた人々のルートを辿るため、1本の木をくり抜いて舟を作ることから始

    められた話です。この作業にも多くの学生(200人・他大学も含む)が参加しています。

     

    木をくり抜くために、砂鉄を集め、たたらで鉄を造り、さらに道具を作り、帆を張り実験航海

    に出られお話です。(残念ながら時間切れで航海のお話は聞かれませんでした)

     

    今まで誰もがやっていない実験? 探検?・冒険譚?を熱を込めて、でも静かに優しく語り

    かけられる関野吉春さんの魅力に引き込まれた2時間でした。

     

     

    実はこの木をくり抜いて造った舟が、2011年6月苦難の末、石垣島に無事たどり着かれた

    ことを私は知りませんでした。「舟をつくる」という本が徳間書店から出版されています。

     

     

    一昨日、アマゾンに発注し今もう手元にあります、素晴らしい本です。

     

     

          

    今日もお読みくださってありがとうございます。

    ではまた。

     

     

     

     

     

     


    コメント
    コメントする








       

    プロフィール

    profilephoto
    名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
    福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

    最新の記事

    カテゴリー

    archives

    recent comment

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode