ビオトープ活動参加 その2

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    4月24日(日曜日)
    安威川ダム建設に伴う、ビオトープ活動のボランテイアに参加しました。
    今回は、小学生を伴った家族連れの参加や、環境管理学専攻の学生さん、
    ダム建設会社の地域づくり事務局からの参加もあり、総勢17人でした。
    (私が一番高齢者のようでした)

    まずは、水田になる予定の田んぼで水性動物の観察から始めました。
    上手にあるトンネル工事現場から出た、湧水がひかれています。


    水田にいたのはトンボの幼虫ヤゴと田螺、それに沢山のカエルの卵。


    来月には苗を植え付ける予定なので、長靴を履いて田に入り代掻きをしました。
    水田の中を長靴履きでは動くのは、なかなか困難なことを初めて体験しました。
    昨年は鹿に苗を全部食べられてしまったので、今回はフェンスで囲ってあります。

    たんぼの周りにはトキワハゼ、ジシバリ、ノアザミ、クサイチゴなどが観察できました。
    名前の分からないきのこも生えていました。(食べられるのかな?)



    田んぼが綺麗になったところで本日の作業は終了、解散となりました。

     安威川ダム周辺整備について詳しく知りたい方は下記のページを御覧ください。
    https://www.facebook.com/aidam.shuhenseibiws

    最後に、ダムの情報誌「安威川ニュース」Vol1から
    ダムの工法と、自然の川に近い状態をキープするための工夫について引用します。


    1 ダムの工法はロック・フィールド工法 
      中心に粘土でコアを作り、外部に岩を積み上げてつくる。
      (下図のようになります)

      岩石は上流にある採石場から調達しているそうです。

     フラッシュ放流
      人工的に小規模洪水をおこすシステム


    川の生物はとっては、洪水で川底がいくらかかく乱されることによって多様性が確保される。
    それがないと岩と岩の間が狭くなったり、河床が固定化してしまって、動植物が生育しにくくなる。
    それを防ぐために定期的に小規模洪水を起こし、元のダムのない自然の川に近い状態をキープする。

    フラッシュ放流、初めて知った内容です。自然というのは上手くできているのですね。
    次回は安威川流域に住む水生生物についてお知らせしたいと考えています。

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    名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
    福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

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