クスサン
前回、スカシダワラをここで書きましたが、その折、ネットでクスサンについても
色々と調べてみました。
シャープなクスサンの写真と、それに関する情報を載せておられる方がありましたので
その方に、写真や情報を使わせていただくようお願いしておりました。
本日「どうぞお使いください」というご連絡を頂きましたので、再びここで
クスサンを取り上げたいと思います。
これは成虫のクスサン・蛾です。
模様がはっきりしていますし、翅の質感や触覚などもよくご覧いただけると思います。
幼虫の時は緑色をしています。
体には白くて長い毛が全体に生えています。
大きいものは、体長は10センチにもなるそうです。
子供の頃、クッサンの幼虫との遊び(?)を紹介しておられました。
大きな幼虫を捕まえて、体の真ん中を左右に引っ張って腸(絹糸腺)を取り出し
それを酢に浸すと、釣りに使うテグスを作ることができたのだそうです。
7~80 センチから長いものは1メートルのものがとれたといいます。
それを何本か繋いで釣りをしたそうです。
そう言えば私の母が同じことを言っていたのを思い出しました。
女学校の校庭の木に緑の幼虫が沢山いて、朝礼時セーラー服の上に落ちてくるのだそうです。
そうすると生物の時間に腹を割いて、中から腸を取り出したと言うのです。
みんな嫌がるけど「私は平気だったわ」とこともなげに言っていました。
母は4年前、94歳で亡くなりましたが、その話にはなんて残酷な人だろうと思っていました。
しかし母には兄もいましたから、遊びでそんなこともしていたのでしょうね~。
今に至って、納得です。
子供の遊びも時代とともに変わるのですね。
カブトムシやクワガタに触れられない青年もいると聞いています。
ポケモンしながら歩いて交通事故にあうより、クワガタ捕りの方がいいと思うのですが、
「そんな環境ないよ〜」と言われれば、それまでですね。
クスサンの追加報告でした。
なおこの方のブログは、「石黒の昔の暮らし」で検索されればご覧になれます。
http://www.geocities.jp/kounit/saizikidousyokubutu/kontyuu/ga/kususan/kususan.html
- 2016.08.16 Tuesday
- 裏山
- 23:39
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- by 遊山