今年読んだ本のことなど

0

    12月も半ばを過ぎ、今年の10大ニュースが流れたり、亡くなった方を偲ぶ

    番組が放映されたりと、一年を振り返る時期なのですね。

     

    我が家の重大ニュースは、この春思いがけず女の子の孫が誕生したことです。

    全く個人的なことで書くのは少しためらわれましたが、家族が増えるという

    ことは嬉しいことでなので紹介させてください。

    小さい人の成長は目を見張るものがあり、毎日が驚きの連続です。

    時間差なく送られてくるスマホの写真や動画で、表情や声までわかるのです

    からなんと便利になったものだと驚かされている私です。

     

     

     

    さて今年75歳となり、後期高齢者のお墨付きをいただいた私も、少しは

    年長者としての知恵を積むことができたでしょうか?

     

     

    反省を込めて今年読んだ本を数えてみました。およそ20冊程になります。

    買ってまだ読んでいない本も何冊かあるのですが、平均して月に1.5冊という

    ところです。

    読んだ本の中には映画になったものもいくつかあります。

    内館牧子さんの「終わった人」も最近映画になったそうですね。

     

     

     

    百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」は目下読破中です。

    戦前・戦後の石油事情が詳細に書かれていて、オイルショックくらいしか知らない

    自分の生き方を恥じ入るばかりです。

    (私は神戸市に住んでいたのですが、通っていた中学の近くに出光石油はありました)

    サムライのような生涯を貫いた人物がおられたことを、この歳になって知りました。

     

     

     

     

     

     

    ノーベル文学賞の発表があって、慌てて読んだのはカズオ・イシグロさんの

    「日のなごり」でした。

    イギリスの伝統ある文化に触れただけでなく、細やかな描写と心情が読み進める

    ほどに心に沁みてきました。

    (イギリス人になられたけれど、やっぱり嬉しいニュースでしたね)

     

     

     

     

     

    読書ではないのですが、今NHKのカルチャーラジオ(木曜日)で放送中の

    「大人が味わうスウェーデン児童文学」(全13回)を聞いています。

    これがとても面白い!

    解説は「菱木晃子」さん、

    北欧神話から始まって民話、やがて創作童話へ至る、スウェーデンの著名な

    作家の作品が次々紹介されています。

     

     

    誰でもが知っている、「ニルスの冒険」や「長靴下のピッピ」、それから

    トーベ・ヤンソンさんの「ムーミン」等、原作者の意図する背景が、詳しく

    語られています。

     

    又、1980年以来童話作家の書き手が若くなって、児童文学で取り上げる題材

    (主題)が大きく変化してきている様子が語られていました。

     

    子どもたちが巣立って以後、児童書を手にすることから全く遠ざかっていた

    私には新鮮な驚きです。

     


     

    2010年に来日したこともある、アニカ・トールの「ステフィとネッリの物語」は

    ナチス政権下、二人の少女の目を通して、「自分の居場所はどこにある」という

    テーマで書かれた大部な児童書です。

     

    第二次世界大戦中スウェーデンは中立国だったので、ドイツとオーストリアから

    ユダヤ人の子どもたち500人を引受け、一般家庭で家族として育てたそうです。

     

    最近涙もろくなったのは、歳のせいでしょうか。

    12才の多感な少女の心が、少しづつ成長していく様子を少し紹介されただけで、

    涙がこぼれそうになりました。是非読んでみたいと思っています。

     

     

    どなたも自分の読書傾向をお持ちだと思いますが、誰かから違う分野の本を紹介

    していただくことで新たな世界が広がりますね。

     

    コメント欄で、お読みになった本の感想などお知らせくださると嬉しいのですが・・

    どうぞよろしくお願いします!

     

     

     


    | 1/2PAGES | >>

    プロフィール

    profilephoto
    名前を遊山といいます。   大阪府の北部に住んでいます。 京都にも近い山間部です。 近くには安威川が流れています。 川向うは高槻市になります。
    福祉施設の現場や学校などで介護を中心に60才まで就労しました。 今は家人と晴耕雨読の生活です。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥のこと、加えて地域の行事や小さな旅行など 紹介できたらと考えています。

    最新の記事

    カテゴリー

    recent comment

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode