飛鳥

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    今月初めから平凡社が発行している、別冊太陽「飛鳥」を読んでいます。

     

     

    図書館で借りてきて読み始めたのですが、あまりに面白いので自分でも購入しました。

    まず、第一に写真が豊富でしかも美しい。


            馬子の墓と言われている、石舞台古墳

                                                              飛鳥大仏

     

    第二に 個人にスポットが当っていて、しかも系統図が詳しいので理解し易い。


    聖徳太子の背景

      まずは下図をご覧ください。

     

    聖徳太子は謎の多い人物ですが、系統図をみていると色々なことが想像できます。

    太子の父は用明天皇、母は穴穂部皇女ですが、この二人いとこですね。

     

    つまり用明天皇の父は欽明天皇、穴穂部皇女の父も欽明天皇。

    しかも母たち、小姉君と堅塩姫は蘇我稲目の娘たちですから姉妹になります。

     

    この時代は当たり前のことだったのでしょうが、「う〜ん」と唸ってしまいます。

    でも複雑な関係は他にもいっぱいあるので、系図を見ないととても分からない。

     

    太子は刀自古郎女(とじこのいらつめ)を妻に迎えていますが、彼女は蘇我馬子の娘。

    (この図にはありません)

    蘇我馬子は蘇我稲目の息子ですから、馬子、小姉君、堅塩娘と三兄弟姉妹です。

    学校ではこんなこと教えてもらったったかな〜?

     

    次に蘇我氏の滅亡について

     

    蘇我入鹿が中大兄と中臣鎌足に首をはねられるシーンの写真があります。

    乙巳の変とよばれる板葺宮でのクーデターです。

    隨分とカラフルです。

    もっともこの絵は江戸時代に描かれたものなので装束は変ですが。

     

    飛鳥寺の南にあったという板葺宮は、現在、井戸跡や建物跡が復元・整備されています。

    実にこの場所を中心に飛鳥の歴史は動いていったのですね。

    (中央にあるのが井戸です)

     

     

    最後にこの本の中で私が一番惹かれたのは、飛鳥京苑池です。

     

    1916年に出水の酒舟石の見つかった所です。

    池の幅は最大55メートル、水深1.5メートルあるそうです。

     

    1999年に見つかった噴水用石造物

             側面上部の穴から水がふきでていた。

     

    池の堆積土から、蓮、オニハス、コウホネなどの水草が、堤には桃、梨、柿が。

    築山には薬草が植えられていたことが判明したそうです。

     

    飛鳥にはまだまだ不思議な石物が沢山あります。

     

     

    読めば読むほど飛鳥へ行ってみたい私です。

    ちなみにこの本、少しお高くて2,500円ですが、見応え、読み応えのある本だと思いました。

     

    おまけ、

    本日裏山で見つけた黒い実のついた植物の写真です。

    名前はまだ調べていません。スミマセン。

     

    すっかり秋らしくなってきました。ではまた。


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    profilephoto ■ニックネーム 遊山 ■住んでるところ 大阪府   60歳まで福祉畑で仕事していました。 70歳を過ぎた現在は、夫と100歳になる実父との超高齢世帯です。 京都に近い北摂の山間部で生活しています。恵まれた環境ですが少し不便です。 旅行が好きでスケッチ旅行に何度か海外へ行きましたが、介護が始まってからは、もっぱら京都や奈良の美術館巡りです。 ブログでは裏山に自生する植物や野鳥、昆虫などの紹介をしたいと考えています。 写真は素人ですが、さりとて上手な絵が描けるわけでもありません. 時々「へたな横好き」のスケッチをupしたいと思います。

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